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2025.07.15
子どもも大人もぐっすり。夏の“おやすみ前時間”のつくり方
はじめに
暑くて寝苦しい夏の夜。エアコンや寝具を工夫しても、なかなか眠れなかったり、明け方の強い日差しで目が覚めてしまったり…。
気づけば、すっきり眠れた日が少なくなっているかもしれません。
そんなときは、「眠る前の過ごし方」に目を向けてみるのがおすすめです。
今回は、子どもから大人まで、**家族みんなで取り入れられる“おやすみ前の時間の工夫”**をご紹介します。

子どもがぐっすり眠れる“環境と習慣”づくり
まずは、お子さまがスムーズに入眠できるための環境づくりから。
夏は日中に汗をたくさんかくので、就寝の1時間ほど前にぬるめのお風呂に入るのが◎。
体温をいったん上げてからゆるやかに下がることで、自然な眠気が生まれやすくなります。
寝室の明るさも、ぐっすり眠るための大切なポイント。
やわらかい間接照明に切り替えたり、テレビやタブレットを早めにOFFにする習慣をつけておくと、自然と「おやすみモード」に入りやすくなります。
また、扇風機のタイマーをセットして、“風が止まったら眠る合図”にするのもひとつの方法。
“扇風機がとまる=寝る時間”というルールがあれば、お子さまもリズムを覚えやすくなります。

家族の“おやすみ前習慣”のススメ
寝る前の時間を家族で共有することは、暮らしの中での安心感にもつながります。
例えば、寝る前の数分間だけ、**その日あった楽しいことを話す「今日のひとことタイム」**をつくるのもおすすめ。
お子さまが小さいうちは絵本の読み聞かせを取り入れても良いですね。
話す声も自然と落ち着いたトーンになり、心もゆったりとほぐれていきます。
また、「誰とどこで眠るか」も大切な要素。
家族一緒に眠る安心感を大切にする日もあれば、それぞれの寝室で“静かな時間”を確保する選択も◎。
生活スタイルやその日の疲れ具合に応じて、無理なく続けられる形を探してみましょう。
大人の快眠のためにできること
お子さまの寝かしつけが終わったあと、ご自身の“クールダウン”時間も忘れずに。
エアコンの風を直接浴びずに、間接的に空気を動かす工夫をしたり、
やわらかいアロマの香りや、照明の色味を落とした部屋で過ごすことで、気持ちを切り替えることができます。
また、夏ならではのお悩みとして、「明け方に日差しが差し込んで目が覚めてしまう」という声も多く聞かれます。
そんなときは、遮光カーテンやすだれを使って朝の光をやわらげる工夫をしてみましょう。
寝室の窓の位置や、風の通り道にあわせた配置もポイントです。
“眠る前”だけでなく、“朝まで心地よく眠る”ことを考えた空間づくりが、夏の快眠につながります。

まとめ
暑さのなかでも、ぐっすり眠れる夜を過ごすには、エアコンや寝具だけでなく、**「眠るまでの時間の使い方」**が大切です。
お子さまと一緒に、おやすみ前のルーティンを見直してみたり、
家族全体の過ごし方を少しだけ整えてみたり。
毎日の小さな習慣が、夏の夜をもっと快適に、心地よく変えてくれるかもしれません。