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家づくり
2026.01.14
東京23区の家賃高騰に負けない!30〜40代子育て世帯が「通勤圏の戸建て」を選ぶべき理由

「今の家賃、払い続けて大丈夫かな……?」
東京23区に住む30〜40代の共働き・子育て世帯の間で、今そんな不安が現実のものとなっています。最新のニュースでは、東京23区のファミリー向けマンションの募集家賃が、ついに可処分所得の4割を超えるという衝撃的な試算も出ています。
限られた予算の中で、家族がゆとりを持って暮らすためにはどうすればいいのか。今回は、「東京23区の家賃高騰」の最新事情を整理し、解決策としての「通勤圏での戸建て購入」という選択肢、そして後悔しない「住宅購入のタイミング」について解説します。
31年ぶりの異常事態?「東京23区の家賃高騰」のリアル
現在、東京23区の賃貸市場は、単なる「値上がり」を超えた歴史的な局面を迎えています。2025年末のデータでは、東京都区部の民営家賃の上昇率が31年ぶりに2%台に達しました。
なぜこれほどまでに家賃が上がっているのか?
主な理由は、都心マンションの販売価格が「億ション」化し、一般の共働き世帯がマイホーム購入を断念せざるを得なくなったことにあります。購入をあきらめた層が賃貸市場に留まり続けることで、ファミリー向け物件の需要が爆発。さらに、以下の要因が追い風となっています。
- 人件費・資材費の転嫁: 維持管理コストや修繕費の増大が家賃に上乗せされている。
- インフレ圧力: 円安や資源高が一段落する一方で、家賃がインフレの新たな主役になりつつある。
- 海外からの資金流入: 円安の影響で、外国人投資家にとって東京の家賃は依然として「割安」に見えており、価格を押し上げる一因となっている。
「更新のたびに家賃が数万円上がる」という声はもはや珍しくなく、都心で手ごろな物件を探すのは至難の業となっています。
「家賃と世帯所得」のバランス、4割超えは危険信号
一般的に、住居費の理想的な目安は「手取り所得(可処分所得)の25%〜30%以内」とされています。しかし、足元の東京23区では、新たに募集されるファミリー向け物件の家賃負担率が平均45%以上に達しているという試算もあります。
賃貸暮らしに潜む「お財布」のリスク
「家賃 世帯所得」の観点で見ると、所得の4割以上を家賃に充てる生活は、教育資金や老後資金の積み立てを著しく困難にします。
- 資産が残らない: 月20万円〜25万円の家賃は、10年で3,000万円前後に達しますが、どれだけ払っても自分の資産にはなりません。
- インフレに弱い: 物価が上がれば家賃も上がります。定年後もこの家賃を払い続けることは、長寿社会において極めて大きなリスクです。
- 公的支援の限界: 東京都が家賃を抑えた「アフォーダブル住宅」の供給を始めていますが、その数は限定的であり、すべての世帯をカバーできるわけではありません。
視野を広げる!「通勤圏の戸建て」という賢い選択
23区内の家賃負担に限界を感じたら、少し視点を変えて「通勤圏の戸建て」を検討してみませんか?
「広さ」と「家計のゆとり」を両立する
都心から電車で30分〜1時間程度の郊外エリア(千葉、埼玉、神奈川、東京多摩地区など)へ目を向けると、景色は一変します。
- 住居費が安定する: 住宅ローンは、固定金利を選べば家賃のように更新時に跳ね上がる心配がありません。
- 圧倒的な居住空間: 23区内の賃貸マンションと同等、あるいはそれ以下の月々支払いで、広いLDKや庭、さらには夫婦それぞれのテレワーク部屋も確保可能です。
- 駐車場代の節約: 23区内では月3〜5万円かかる駐車場代も、戸建てなら敷地内に無料で確保できるケースがほとんどです。
週に数回のリモートワークが定着した今、1時間の通勤時間は「自分の時間」として読書やリスニングに充てることもできます。
「住宅購入のタイミング」いつが正解?
「今は不動産価格が高いから、下がるまで待つべきか」という悩みは尽きません。しかし、最新の経済情勢を踏まえると、待つことのリスクも見えてきます。
待つ間に失われる「家賃」と「時間」
- 家賃の流出: 購入を1年遅らせるごとに、200万〜300万円の家賃が消えていきます。
- ローン完済年齢: 30代後半から40代は、35年ローンを組む際の重要な境界線です。開始が遅れるほど、定年後の返済負担が増してしまいます。
- 金利動向: 依然として日本の住宅ローン金利は歴史的に低い水準にありますが、今後はインフレに伴う上昇の可能性も否定できません。
「いつ買うか」以上に大切なのは、「家賃という終わりのない支払い」を、「資産形成としての支払い」にいつ切り替えるかという視点です。
住まい選びの選択肢を広げて、理想の暮らしを
東京23区の家賃が可処分所得の4割を超えるという現状は、これまでの「当たり前」が通用しなくなっているサインです。
しかし、これは決して悲観的なことではありません。住まいの条件を「23区内」という縛りから解放し、「通勤圏の戸建て」まで視野を広げることで、家族のプライバシー、のびのびとした子育て環境、そして将来への貯蓄という、多くの「ゆとり」を手に入れることができます。
まずは、家族で「どんな毎日を過ごしたいか」を話し合ってみてください。選択肢を広げた先に、無理のない資金計画で叶えられる「最高のマイホーム」が待っているはずです。